どうも。あっきーです!
今回はスマートフォンを使用してる方は必ず関係しているSIMカードについて、そしてタイトルにもある通り、乗り換えのメリット・デメリットについて専門用語はなるべく無くしてわかりやすく伝えたいと思います。
おそらくここ最近では結構目や耳にする機会が多くなってきたと感じる方もいるでしょうが、「いまいちなんのことかわからない」と思っている方は少しでも役に立ったと思っていただけたら幸いです。
SIM(シム)カードとは?
電話番号など通話やインターネットへ接続するための情報が記録されたICカードのことです。
サイズは3種類あり、標準・micro(マイクロ)・nano(ナノ)の順に小さくなっていき、ほぼすべてのスマホに取り付けられています。
iphoneでは最新のXから5までを使っている人はnanoサイズのSIMカードが取り付けられています。
Androidではそれぞれの端末によってnanoかmicroか違ってくるので確認が必要です。
最近ではテクノロジーの進化によってどんどん小型化してきてほとんどのスマホはnanoかmicroのSIMカードで、標準SIMというものはほとんどなくなりました。
MNOとMVNOについて
日本国内における3大キャリアとは、DOCOMO(ドコモ)・au(エーユー)・SoftBank(ソフトバンク)のことを指します。
これらを移動体通信事業者、MNO(エムエヌオー)と呼びます。
総務省によるMNOの定義
- 電気通信役務としての移動通信サービス(以下単に「移動通信サービス」という。)を提供する電気通信事業を営む者
- 当該移動通信サービスに係る無線局を自ら開設(開設された無線局に係る免許人等の地位の承継を含む。以下同じ。)又は運用している者。
また、仮想移動体通信事業者、これがMVNO(エムブイエヌオー)と呼ばれていて、格安SIMサービスを提供している会社達のことを指します。
総務省によるMVNOの定義
- MNOの提供する移動通信サービスを利用して、又はMNOと接続して、移動通信サービスを提供する電気通信事業者
- 当該移動通信サービスに係る無線局を自ら開設しておらず、かつ、運用をしていない者
MNOとは、自社で電話回線の設備を持って運用していて、自社で直接通信プランを提供する会社のこと
NVNOとは、他社から電話回線のシステムを借りて、自社で通信プランを提供する会社のこと
総務省による、電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表によると、NTTドコモが39.1%、KDDIグループが27.2%、ソフトバンクグループが23.4%、MVNOサービスが10.3%となっています。
MVNOの契約率は1割程度ながら、推移を見てみると2014年から現在まで右肩上がりで契約件数を伸ばしていっています。シェアは楽天モバイルが一番で約15%を占めています。
ちなみに楽天は今年の4月に総務大臣からMNOへの参入の条件付きの認可を受けたようで、通信基地局の設置や、技術要員の確保、設備投資の資金確保など色々な条件をクリアしたのち、2019年10月からサービスを開始する予定になっています。
MVNOへの乗り換えのメリット・デメリット
メリット
- 料金が安い
- 細かくプランが設定できる
- 2年縛りがない
MVNOの安さの理由として、MNOから回線を借りてサービスを展開しているので設備投資のコストなどを省ける為安くできます。
2つ目のプラン設定とは月のデータ使用料を1GB~無制限まで細かく選ぶことができます。基本的にGB数が少なければ料金も安くなります。
3つめのメリットは2年縛りがないこと。音声通話対応SIMの場合はサービス会社によっては違約金が発生する場合がありますが、それでも大体半年くらい使えば解約できます。
選んだサービスが思っていたものと違っていた場合でも、すぐに他へ移れる自由度があります。
2年縛りなんて顧客の囲い込みが狙いなだけの経営戦略みたいなものなので僕らにはいいことは何もありません。
デメリット
- 通信速度が時間帯によって遅くなる
- ネット主体のサービスで行っていることが多い
- 自分で初期設定を行わなければならない
- キャリアメールが使えなくなる
MVNOの一番のネックになっている部分で、MVNOは借りているネットワーク帯域に上限があるため、契約者のアクセスがいっせいに集まると必要なだけのデータ量を流せなくなるため速度が遅くなります。
つまり速度が遅くなる時間帯とは、人が一番スマホを使っているであろう時間帯、朝の通勤・通学時、昼時、夜の7時~11時ということになります。
2つ目の問題はSIMカードの契約は基本的にインターネットでの申込みになります。ほとんどがそうですが、楽天モバイルやマイネオなど実店舗を構えているサービス会社もあります。CMもよく見かけるので知名度はあると思います。
3つ目の初期設定とは、SIMカードを差した後はすぐにそのまま使えるわけではなく、データ通信をするための設定を行わなければなりません。APN設定と呼ばれるもので普段はやらない設定です。
ただ設定手順については、郵送されてくるSIMカードと一緒に写真付きの設定方法が同封されているので、それを見ながら作業できます。
4つ目の問題はdocomo.ne.jp ezweb.ne.jp softbank.ne.jpなどのメールアドレス(キャリアメール)が使えなくなることです。ラインなどが主流になった現在、こちらのアドレスに友人などから連絡が入る方はほとんどいないのではないでしょうか?
そのような感じでほとんど飾りのようなアドレスになっている場合はデメリットには感じないかも知れません。
反対にこのアドレスでやり取りをしている方の場合、他のツールで代替できるかを考える必要があります。
格安SIMに向いている人・不向きな人
向いている人
- とにかく月額料金を安くしたい
- 速度ムラがあっても気にしない
- 2年縛りから抜け出したい
- 電話をあまりしない(特に長電話)
向いていない人
- 料金はいくらでも別にかまわない
- 速度が遅いなんてありえない
- 2年縛り上等
- 電話ばっかりする
- キャリアメールアドレスは捨てられない
格安SIM選び
ここでは知名度がありサービスも充実しているおススメ会社をいくつか紹介します。
・LINEモバイルで購入した端末か、SIMフリーまたはdocomoの端末であれば SIMカードを入れて簡単な設定のみでご利用可能です。
・特定のサービスの通信量をカウントしない「データフリー」や、LINEにトーク上でデータ残量を確認したり、 LINEの友達にデータプレゼントすることも可能です。
・LINEモバイルならLINEの年齢認証も可能です。
・低価格、無制限なベーシックプラン、動画やネットもスムーズなパックプランなど 利用するデータ通信量に合わせて、自分に合ったプランが選べます。
・月々のお支払でスーパーポイントが貯まり、更に ご契約中、楽天市場でのポイントがずーっと2倍で利用できます。
・お子さんに初めて携帯を持たせる際に 楽天モバイルを渡したり、60代でガラケーからスマホに変更するなども 多いということです。
最後に
いかがでしたか?
格安SIMは自分自身で納得したプランでないと快適に使えない可能性が高いです。
普段自分は月にどれくらいデータ通信をしているのか?
電話は月にどれくらいしているのか?
など乗り換えの際には自分のスマホスタイルを把握しておくことが大切です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。