有名画家多数! 至上の印象派展 ビュールレ・コレクションに行ってきた

どうも。あっきーです!

2018年2月14日(水)~5月7日(月)まで国立新美術館で開催されている、至上の印象派展至上の印象派展 ビュールレ・コレクションに行ってきたのでその感想と、特に印象に残った絵画についての話を簡単にしていきたいと思います。

印象派とは?

19世紀の後半にフランスに起こった絵画史における革命といっても過言ではない芸術運動のことです。

印象派以前のフランスというと写実主義(リアリズム、レアリスム)と呼ばれる、日常の一コマを切り取ったような現実を描いていました。

印象派の特徴は、それに加え、光の表現、色合いを追求した作品を残していきます。

また筆触分割と呼ばれる、絵の具を混ぜずにキャンバスに置きならべるという手法を使っています。

印象派の出発点と呼ばれている、画家「クロード・モネ」の「印象、日の出」。

1872年にモネの故郷であるフランス北西部、ル・アーブル港の風景を描いたものです。

当時の品評会では筆触分割や塗り残しが目立ったため酷評されました。

 

 心に残った作品

前64作品の中で、僕の心に残った作品を紹介したいと思います。

「陽を浴びるウォータールー橋、ロンドン」 クロード・モネ 1899-1901年

普仏戦争が始まった1870年、ロンドンに移住したモネは画家ウイリアム・ターナーの作品に感銘を受けました。そして20年後、ロンドンを何度か訪れ、建物を主とした作品に取り組んだそうです。

陽の光に照らされた橋と霞がかった情景が綺麗に感じました。

 

「プージヴァルの夏」 アルフレッド・シスレー 1876年

プージヴァルはパリ近郊、セーヌ河畔の村です。

夏の空の青さや雲の白さ、生き生きとした緑の描写がとてもすがすがしいと感じました。

 

「ベルヴュの庭の隅」 エドゥアール・マネ 1880年

マネが病気の治療の為、夏の間過ごしていたパリ近郊の別荘とその庭を描いたものです。中心の人物はマネの友人夫妻の妹マルグリットです。モネなどの若い画家と親交を深めていったことで印象派への思いが強くなっていったことを示しているそうです。

マルグリットを中心に置いた構図と周りの草花に溶け込むように調和しているさまは、とても美しく引き込まれた一枚でした。

 

「ジヴェルニーのモネの庭」 クロード・モネ 1895年

ノルマンディー地方の村ジヴェルニーで、モネはこの庭とアトリエのある邸宅で42歳から86歳の亡くなるまで過ごしました。作品作り以外の時間はすべてこの庭仕事に充てたといわれています。描かれている女性は、義理の娘、シュザンヌ・オシュデです。

バラやアイリスなど色とりどりの花を色鮮やかな配色で描かれていて、モネのこの庭に対する愛情が伝わってきます。館内でクリアファイルが売っていたので買いました♪

モネの死後、放置された庭は、それを悼む多くの協力者により見事に再現され、現在訪れることができます。モネの庭

 

「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」 ピエール=オーギュスト・ルノワール 1880年

ルノワールの理解者であり庇護者(パトロン)でもあった銀行家のルイ・カーン・ダンヴェール伯爵の長女、イレーヌを描いた作品。当時8歳。印象派的な描き方を抑えて、肖像画の伝統的な手法を守って描かれています。

少女の肌の質感や、少し赤らんだ頬、まつ毛や赤毛の一本一本の丁寧さ、絶妙な顔の向きなど見る人全てを魅了してしまうような美しさを感じました。

今回のビュールレ・コレクションの一番の目玉、最強の美少女として紹介されていた一枚です。僕も楽しみにしていた作品だったのでこの絵の前に立った時は感動しました。これもクリアファイルが売られていたので買ってきました♪

 

「睡蓮の池、緑の反映」 クロード・モネ 1920-1926年

縦2m、幅4mの大作です。モネは8年の歳月を費やし睡蓮をテーマにした連作を残しています。

全8画面で構成されていてすべてをつなげると約90mにもなるそうです。

妻と長男の相次ぐ死や白内障によって一時は情熱を失ってしまったものの、再び筆を手に取りましたが、モネ自身の体力の低下により制作は思うように進まなかったようです。

展示室一部屋の中にこの作品が一つだけなので足を踏み入れた瞬間に圧倒されました。

花弁の赤や水面に反映した緑、池の青のそれぞれの濃淡が深い色味が出ていて、見ていて落ち着くような感覚がありました。

また唯一カメラでの撮影許可OKな作品で、みんなスマホでめちゃめちゃ撮ってましたね(笑)

 

最後に

印象派の絵画いかがでしたか?

ビュールレ・コレクションでは20世紀のフランス絵画、モダン・アートと呼ばれる作品も展示されていました。

ピカソなどによってまた絵画の表現が変化する時代がやってきますが、また別の機会に書ければと思います。

2018年は今後はフェルメールやムンクの「叫び」などが来日予定です。

少しでも絵画に興味を持った方は美術館に足を運んでみてはどうでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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