どうも。あっきーです!
今回は「失敗図鑑」という本を読んだのでそれについてお話したいと思います。
世界の偉人と呼ばれた人達にフォーカスして成功の裏に隠された苦悩と失敗についてわかりやすく書かれていました。
その中から何人か僕が個人的に面白かった人物について掘り下げていこうと思います。
それでは内容に入っていきましょう!
ライト兄弟
おそらく知らない人はいないでしょう!
世界で初めて人力で飛行機を作って自らの操縦で空を飛んだアメリカ出身の兄弟です。
その飛行時間は最初で12秒、4回目にして最長の59秒。わずか1分にも満たない時間だったそうです。
でももしそんな彼らの努力がなければ僕らが今こうして世界を旅するという時代は来なかったかもしれません。
そんな彼らの失敗はこんなことだったようです。
成功をうまく活かせなかった兄弟
ライト兄弟は飛行機づくりに人生をかけ飛行機技術の特許を取りました。
ですが当時からすれば飛行機はまさに夢の乗り物です。
ライト兄弟の他にもライト兄弟の技術を参考にしたと思われる飛行機が世に出始めました。
それを見たライト兄弟は怒りをあらわにし、裁判を起こします。
現代もそうですが、当時も裁判には長い時間がかかったようで、裁判の最中にいることが多くなったライト兄弟は
飛行機技術の改良に着手することができなくなり、やがては他のライバル達に追い抜かれてしまいました。
分け与えるということ
彼らの特許をとることによって持っている技術を「囲い込む」のではなく、持っている知識、技術は分けられるところは分けるということが重要なのだと思います。
規模は変わりますが同じような話僕ら個人でもあるような気がしませんか?
ココ・シャネル
ファッションに興味がない人でもその名を1度は目にしたことはあるでしょう。
「CHANEL」
世界的に有名フランスのファッションデザイナーのココ・シャネルの生い立ちについてはあまり知っている人はいないかもしれません。
フランス映画でもココ・シャネルというタイトルで彼女の出生から成功までを描いたDVDも発売されています。
母親が亡くなり、父親に捨てられたココ・シャネルは「孤児」として孤児院で過ごします。
そこで服のぬい方を覚え「針子」という仕事をしていました。
ココ・シャネルのデザイナーとしての始まりは「ぼうし」でした。
これまでの鳥の羽飾りなどで装飾されていたものから、羽飾りをとっぱらい、シンプルで軽く、動きやすいぼうしを作りました。
女性が仕事で戦える服をコンセプトにシンプルで動きやすいスーツを作りファッションの流れをガラリと変えました。
香水のシャネルNo5。今でもCMで流れますね。
これも香りの革命として当時の女性から絶大な人気を誇りました。
こうして世界的なデザイナーとして有名になったココ・シャネルでしたが、第二次世界大戦をきっかけに人々のファッションへの関心がなくなっていったことを受け、デザイナーを引退します。
ですが15年後・・・
ココ・シャネル70歳。終戦後再びデザイナーとして活動を始めます。
1年の準備をして開いたファッションショーでメディアからこう言われてしまいます。
昔の栄光を引きずったデザイナーの時代遅れのショーだった
今を輝く女性が美しく輝けるための服を作ったつもりが、その当時は「ウエストは細く、胸元は広く」というシャネルのコンセプトとはかけ離れたファッションが流行っていたのです。
批判されると燃えるタイプなんでしょうね!
それからココ・シャネルは様々な服を作っては発表していき、そしてついに認められるようになりました。
場所は「アメリカ」
当時アメリカでは世界に先駆けて自由に女性が働くということがブームになっていました。
そんな自由な女性たちに受け入れられ人気になったシャネルの服は当時批判していたフランスメディアもシャネルを受け入れるようになりました。
広い視野を持つということ
自分の世界は自分の周りの環境から作られています。
自分の考え、行動が「おかしい!」と批判されても、それはここではダメだっただけと思って、環境を変えてみれば同じ考えを持った人たちに出逢えるかもしれません。
そして本当の自分の居場所が見つかるかもしれません。
アルベルト・アインシュタイン
名前は知ってるけど「あれ?なにした人だっけ?」となる人は多いと思います。
「相対性理論」を作り上げた20世紀最大の天才と呼ばれています。
相対性理論とは「速さと重力によって時間の流れ方は変わる」という理論です。
時間と言うものは常に同じ速度で進むものではないということを数学で表したのが「相対性理論」です。
アインシュタインの登場で物理学の進歩が数十年進んだとも言われています。
天才は何をするにも人より優れていたんじゃないか、失敗なんてあったのか?と思いますが、アインシュタインの少年時代はこんな子供だったようです。
のろまで、ばか正直で要領が悪い子
アインシュタインは他の生徒より何をするにも遅くいつもばかにされていたそうです。
それに加えて、9歳くらいまではまともに言葉を使えなかったそうです。
しかし、勉強もだめだったアインシュタインは唯一数学だけはできました。
好きなことを素直に勉強し、伸ばしていったからこそ、物理学者となり世界の学者に感動を与えました。
好きこそものの上手なれ
アインシュタインは「私は天才ではない。ただ、ひとつのものごとに人より長く付き合っただけだ」と言っています。
「自分は得意なことはないから・・・」、「自分はダメな人間」と卑屈にならず、ただ興味があることに時間を費やしてみる。
そうして好きなことを大事にして取り組み、心から楽しむことでアインシュタインのように世界を変える一人になれるかもしれません。
最後に
世界の偉人の失敗と成功についていかがでしたか?
僕は久しぶりにこの本を読んで感動してあっという間に読み切ってしまいました。
どんなに偉大な人でもその裏には失敗があり、努力を重ねてきたからこそ偉人になれたのだと思うと自分にも何かを成し遂げられると勇気が湧いてきました!
他にも世界の有名な偉人、女優、アスリートなど様々な分野の悩みや失敗があったようです。
気になった方はぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。