どうも。あっき―です!
2018年 4月20日〜6月28日 まで東京・表参道のGYREにて開催されている 落合陽一 さんの個展に行ってきました。
僕自身以前から落合陽一さんはメディアでとりあげられている姿を見てから、好きになりました。
ご存じない方のために簡単にプロフィールと、個展についての感想を伝えたいと思います。
落合陽一とはどんな人物?
- 筑波大学学長補佐
- ピクシーダストテクノロジーズ(Pixie Dust Technologies)株式会社 代表取締役社長
- デジタルネイチャー研究室主宰
- メディアアーティスト
肩書はいくつも持っていて、他にも肩書きで言うとおそらく10個くらいはあると思います(笑)
1987年生まれの30歳にして学長筑波大学の学長補佐って凄いですよね。
メディアでは「現代の魔法使い」と呼ばれることが多いです。
実業家であり、研究者であり、教員であり、アーティストでもあるのが落合陽一さんです。
個展名のタイトルの意味とは?
山紫水明(さんしすいめい)
山はかすみ、水は澄みきっていることから自然の風景が清浄で美しいこと。
日本の美を解像度の問題ととらえ、高い解像度と低い解像度の間にある美学がおもしろいと考える。
時事無碍(じじむげ)
末端点と末端点だけで物事が進むという言葉。対象物と対象物に全てが包含されるさま。全は一、一は全のような全てのものはつながっていて物化する。松尾芭蕉の俳句、「古池や蛙飛び込む水の音」は、エンドポイントだけで情景が浮かぶさまは時事無碍と呼ばれる。
計算機自然(けいさんきしぜん)
落合陽一さんが提唱するデジタルネイチャーを日本語化したもの。あらゆるものがデジタルデータ化し、人工物と自然物どちらも区別つかず自然物である。そういったものをすべて相似形とみたてて考えること。
作品について
入口
テーマは「茶室」だそうで、入口がかがんで入る仕様になっています。左手に藤の花が活けてあります。
コロイド・ディスプレイ(Colloidal Display)
幕の表面が高速振動していて、入った光が拡散するようになっている。本来なら光を透過してしまうシャボン膜も超音波で細かく振動させることで光が乱反射しディスプレイになるという原理。超音波の種類を変えれば見え方も変えられるようです。
モルフォ蝶がしっかり羽ばたいている様子が見えます。まさにテクノロジーとアートが融合したような作品で家に置きたいなあと思いました。
レヴィトロープ(Levitrope)
lev(浮揚)と trope(回転)組み合わせた造語です。金属球を磁気で浮上させ公転させています。
これを見たときはすごく近未来な感じがして感動しました。ただ重力化にあるうちは浮いている物体は不安定なのであまり実用性がないみたいですね。
シルバーフロート(Silver Floats)
ポップアーティストのアンディ・ウォーホルから着想を得て、実物性・物体性というものを現代のテクノロジーを用いて表現した場合、銀、鏡、レンズなどを用いて、これらが自由な形になった場合、これまでにはない見た目をするのではないかという試みから生まれたそうです。
奥のスクリーンに映し出された映像に反映してそれぞれ違う速度で回転する物体はそれぞれ違う見た目に見えて、不思議な感覚でした。
最後に
いかがでしたか?
他にもプラズマを虫の音に見立てた装置や、サバを風景画に見立てた作品など個性あふれる作品が並んでいます。
サイエンス分野に興味がある人、アート・芸術分野に興味がある人是非行ってみてはどうでしょう?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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