どうもあっきーです!
先日は仕事のおかしな風潮についてお話しましたが、今回は人間にフォーカスしてみようと思います。
ずばり「社畜」についてです。
若い人はほぼ知っていると思いますが、ある程度年代が上のほうになってくるとあまり言わないと思います。
社畜になる人は仕事に対してどんなタイプがいてどんな価値観を持っているのか?
掘り下げていってみようと思います。
社畜とは?
社畜についてをWikipediaで調べてみるとこう書いてあります。主に日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされ、自分の意思と良心を放棄し、サービス残業や転勤も厭わない奴隷(家畜)と化した賃金労働者の状態を揶揄したものである。「 会社+家畜」から来た造語
特に定義というものはなく低賃金で長時間働いている人はもちろんそう呼ばれますが、そのほかにも定年まで働く前提でローンでマイホームを購入した人、その会社でしか通用しないスキルを持っている人などおそらく会社が無くなるまでそこにしがみつくと思います。
こうした会社と自分の人生を切り離せない人も社畜と呼べないこともないと思います。
会社と一体化するような価値観の背景
始まりは日本の雇用システムにある「終身雇用」と「年功賃金」と呼ばれるものにあるといいます。
終身雇用は社員が定年を迎えるまで雇い続けてくれる仕組みのことですね。
年功賃金は年齢や勤続年数によって給料の額が決まるものです。
この2つは日本独自の制度で、その当時は日本は経済成長の真っ最中。
作れば物は売れるし将来について安定した見通しがありました。
社員は会社で働けば一生が安泰と考えていたので大借金をして家を買ったりすることもできました。
そうして、
「一生を保証してくれる見返りに会社に尽くそう!」
という忠誠心のような思いが根付いてきたと思います。
もはや安泰な会社はない
1990年代からバブルの崩壊をきっかけにこの終身雇用もだんだん影が差してきます。
どれだけダメな社員でもクビにすることがなかった会社も人員整理を行なうようになりました。
そして現代、インターネットが普及し経済のグローバル化で競争は激化。
変化が速すぎて数年先の成長戦略さえ描けない経営者は大勢います。
トヨタ社長が、
「終身雇用を守っていくのは難しい」
と発言したことが話題になりましたよね。
次いで経団連の会長も、
「正直言って経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです。」
と名言しましたね。
終身雇用も年次昇給も無くなってしまうなら、もう社畜として会社に尽くす意味はあるんでしょうか?
社畜のタイプ
社畜といっても分類すると5つのタイプの価値観を持ったに人達に分けられます。
奴隷型社畜
その名の通り、会社から奴隷のような働き方を強制されるタイプです。
このタイプの人はローンなどでのしがらみで辞めるに辞めるに辞められない人や、労働者の権利を知らないなど知識不足からいいように使われしまっているのではないかと思います。
いわゆるお金が払われない「サービス残業」は明確な法律違反にあたるので労働相談のNPOなどに相談してみるのが良いでしょう。
ハチ公型社畜
常に会社のために働いて、ともに成長したいと考えているタイプです。
会社が沈みかけているときも一緒に最後まで躍起になりますが、最後は一緒に沈んでしまいます。
会社の存在がなかったらと仮定して、自分の人生について考えてみてはどうでしょうか?
寄生虫型社畜
徹底的に依存し、何があっても会社にしがみつこうとするタイプです。
仕事ができるのかというとそうでもなく会社への愛もさほどない。
今は楽な仕事でも突然の人事異動で大変な部署になるかもしれません。
会社外でも通用するスキルを身に着け、いつでも逃げられるように道を作っておくと良いかと思います。
腰巾着型社畜
上司や先輩に媚びへつらって会社内でのポジション確保に全力を注ぐタイプです。
終身雇用の時代では、会社は長い時間を過ごす場所なため出世していくことは人生においてとても重要なことだったためです。
ですが今は、派閥そのものが無くなってしまえばそれまで。
今や実力主義の時代なので役職や立場にとらわれず、自分のスキルを再評価してみましょう。
ゾンビ型社畜
自分自身も社畜ですが、それを他人にも価値観を押し付けるタイプです。
他人の行動に非寛容ということです。
自分がサービス残業をしていたら他人にもサービス残業を強要してきます。
これは仕事が好きということではなく根底にあるのは、
「自分だけ大変な思いをするのは許せない」という妬みからきているものです。
こうしたゾンビ型が支配している職場は誰も幸せになれません。
自分も同じ社畜になるか、逃げるかの2択しか選択肢はありません。
最後に
社畜とその価値観についてどうでしたか?
僕も会社員として自分だけ忙しい時
「何で俺だけ・・・」
と思ってしまうこともありますが、そうして他人に非寛容になると色々な面で自分に返ってくるものだと学びました。
会社とは適度な距離感で働くことが現代の日本では幸せに生きていけるんじゃないかなと僕は思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。