どうもあっきーです!
突然ですが今までに嘘を一回もついたことがない方はいますか?
・・・。
はい、いませんね。
人は時にいろんな嘘をついて生きてきたと思います。
「嘘」と言っても詐欺などの犯罪のような嘘から、方便と呼ばれる人間関係を円滑にするための嘘までいろいろな意味合いを持っています。
時には真面目な人でもとっさに平気で嘘をつくときがあります。
人はそもそも何で嘘をつくのでしょうか?
その理由とタイプは分類されていてその人の性格と深く結びついています。
また人は嘘をついているときは無意識に仕草にあらわれています。
その特徴についても紹介します。
嘘をつく4つの理由
嘘を目的に分類すると以下の4つの種類があります。
- 防御の嘘
- 背伸びの嘘
- 欺瞞の嘘
- 擁護の嘘
1の「防御の嘘」とは自分を守るための嘘であり、待ち合わせの遅刻の理由が、本当は寝坊したのに「電車が遅延して・・・」などの言い訳などです。
これは本能的についてしまう嘘で悪意を持ってついているわけではないので抑えるのが難しいとされています。
2の「背伸びの嘘」とは自分を大きく見せようとするための嘘で、虚栄心を満足させるため、自分の恥ずかしい秘密を隠そうとするためにつくのもこれにあたります。
3の「欺瞞(ぎまん)の嘘」とは他人をだますことによって自分が得をするための嘘で、犯罪的なものだと詐欺とも結びついてしまいますが、社会での他者との競争の中で戦略的に働く場合もあります。
4の「擁護の嘘」とは他人をかばうための嘘で、真実であることよりも他人や何かを守れると判断してつくものです。
「最近太ったかも・・・」
「全然そんなことないよ!」
普段のこうした会話でも擁護の嘘が働いています。
一言で嘘は悪いことと判断できるものでなく、嘘によって救われたり守られた人がいることは事実です。
嘘をつく人の3つのタイプ
自分の利益のために嘘をつくことに抵抗や苦痛を感じないタイプが存在し、以下の3タイプに分かれます。
- 詐欺師タイプ
- 演技性タイプ
- 自己愛タイプ
1の詐欺師タイプは積極的に嘘をついて相手や周囲をだまそうとします。
理由は主に金銭的な利益のための嘘をつきます。
頭が良い人が多く、嘘が見抜かれにくいという点もあります。
2の演技性タイプは普段の日常生活から芝居がかっているように行動します。
理由は自分が中心にいないと気が済まず、話を誇張したり、作り話をしたりします。
また人に好かれたいという思いから、自分には不可能と思える要望も安請け合いしたりします。
3の自己愛タイプは自分にしか関心がなく、力や権威などを手に入れるためなら容易に嘘をつきます。
理由は「自分自身が大事」と強く思っていて、周囲から特別視されることを望んでいるので、そのための嘘ならついてあたりまえという考えです。
6つの性格類型と嘘の関係性
今までのタイプに当てはまらず普通の人でも罪悪感を感じずに嘘をつく瞬間。
それはそれぞれ個人が持っている
「正直であることよりも、自分が大事だとする目標や価値観を上回ったとき」
嘘をつかないことよりも自分の大事だと思うものが優先ということになります。
これについてドイツの心理学者であるシュプランガーは、どういう価値観を大事にしているかによって嘘と性格の関係性を6つのパターンに分類しました。
理論思考型
論理的かつ合理的であることに価値を見い出し、嘘を嫌うタイプです。
正直すぎて温かみに欠けると受け取られることもあります。
経済思考型
財産の獲得のためを一番に考えるタイプです。
損得勘定が強く、人に対してもお金のあるなしによって判断し、利益を得るためなら嘘をつくこともためらいません。
審美思考型
「美しさ」などの感覚的なものに重きを置くタイプです。
こだわりが強く、自分の感性を満足させるため、美を追求するためなら平気で嘘をつくこともあります。
宗教思考型
快楽を追い求めることは悪と考えているタイプです。
信心深く、自分の考えを押し付けがちになり、共感を得るためなら嘘をつくことがあります。
権力志向型
権力を得たり他人を支配することによって喜びを見い出すタイプです。
権力や力を得るためには嘘をつき、他人をも利用することがあります。
社会思考型
他人や社会に尽くして価値を見い出すタイプです。
困っている人や社会の役に立てると思えば嘘も方便と割り切り嘘をつくことがあります。
人が嘘をついているときのサイン6パターン
人は基本的に嘘をつくと不安になり、落ち着きを保つのが難しくなります。
嘘のサインには以下のような特徴があらわれます。
手を隠す
手を握ったりポケットに入れたりして手の動きを抑えようとします。
口調
会話が途切れないよう手早く短くしようとします。
顔や髪を触る
鼻や口元、髪など色々なところを触り、耳たぶを引っ張ったりします。
表情
表情が乏しくなり、うなずく回数が増えます。
姿勢
ちょくちょく姿勢を変えたり、体全体で落ち着きがない様子で動かします。
目
目を合わせようとせず、目線が右上に向き、まばたきが増えます。
今回のまとめ
- 人は防御、背伸び、欺瞞、擁護の目的から嘘をつく
- 詐欺師タイプ、演技性タイプ、自己愛タイプの3つから利益優先のための嘘をつく
- 嘘と性格の関係は6つのタイプに分けられ、それぞれに当てはまるとき人は平気で嘘をつく
- 人が嘘をついているときは冷静を保てず、行動や言動にあらわれやすい
最後に
いかがでしたか?
これからは他人の言動を注意して観察してみて、
「あの人はあのタイプだな」
と当てはめてみると円滑な人間関係につながるかもしれません。
皆さまくれぐれも悪意ある嘘に騙されないように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。