どうもあっきーです!
今回は目標と行動についてです。
具体的には目標を達成するには自分自身の行動力を高めていけば達成は可能になります。
じゃあ行動力はどうしたら高められるのか?
そのまえに目標を前にしたときの無意識に持つ人の感情についてお話ししていこうと思います。
そのうえで目標に対して行動を起こしていくにはどうしたらいいのかについて、心理学を交えて具体的な方法を紹介したいと思います。
成功恐怖理論
「成功」は人によってどこからどこまでが成功かの線引きが違います。
でも仕事、スポーツなどで他人よりいい結果を残したいと誰もが思っていると思います。
心理学者の「マティナ・S・ホーナー」によると、人は成功することを無意識のうちにネガティブにとらえてしまうと提唱しています。
なぜかというと、人は成功までの道のりの険しさ、また成功した後の代償やプレッシャーを考えてしまい、恐れると言います。
「成功した環境で自分は本当にその環境を望んでいるのだろうか?」
「成功した自分は常に成功者としてのプレッシャーに耐えられるのか?」
など目標としていたものをいつの間にか遠ざけるように考えてしまいます。
これは以前紹介した「ホメオスタシス」とよく似ている傾向ですね。
欲求理論
人が目標に向かうときの動機をアメリカの心理学者「マクレランド」は4つの欲求が働いているとしています。
- 達成動機・・・個人の力で達成したい
- 権力動機・・・責任を楽しみ他人をコントロールしたい
- 親和動機・・・人の役に立ちたい
- 回避動機・・・リスクを恐れ周囲に合せたい
アファメーション
「アファメーション」とは自分自身に肯定的な言葉ではっきりと誓うことを言います。
自分で「〇〇を実現する」などの言葉を唱えて感情、思考を潜在意識へ訴えかけようというものです。
このアファメーションこそが行動力をアップさせる「考え方」にとても効果がある方法なのです。
その正しいアファメーションは以下の5つのステップで行なっていきます。
1.目標は現実的なものを宣言する
現実とかけ離れた内容だと、宣言したとしても心の中では「無理だろう」という気持ちが生まれてしまいます。
現実的な目標とは、自分自身が達成した姿を想像できる内容で、実現できる確率が50%くらいが良いとされます。
2.肯定的な言葉で宣言をする
アファメーションは肯定的な言葉でのみ効果があるとされています。
脳は「〇〇しない」などの否定語は認識できないメカニズムになっています。
例えば、タバコをイメージしないでくださいと言われたらまずタバコが頭に浮かぶと思います。
タバコをやめたい人は「タバコを吸わない」ではなく、禁煙者(ノンスモーカー)になったと宣言することが脳に効果的です。
「〇〇をしない」「〇〇をやめる」では効果がありません。
3.現在完了形の言葉で宣言する
絶対に間違えてはいけない絶対条件がこの「現在完了形の言葉で宣言する」という点です。
「私はお金持ちになる」ではなく、「私はお金持ちだ」という表現をすること。
これはもうすでにその状態になっているということが重要で、「~になる」という表現は自分はまだその状態ではないということの認識でもあります。
「私は〇〇である」という現在完了形を守りましょう。
4.イメージを作り上げる
アファメーションの内容が決まったらそれが実現しているイメージを作り上げてみてください。
その時の自分はどこにいて、何をして、誰とどんな会話をして、何を思っているのか?
そうした臨場感を感じさせるまでにイメージできたなら心の内側から「今の現実を変えたい」という思いが生まれてきます。
そして、自動的に行動を起こし始めます。
脳は鮮明にイメージを作り上げるとあたかもそれが現実に起きた時と同じ反応を示すのです。
5.朝と夜に30秒のアファメーションを繰り返す
ステップ4でのイメージが鮮明に描けたなら次は紙にアファメーションの内容を書きます。
そして自分自身の目を見て宣言を行ないます。
脳に定着させるには毎日同じ情報を送り込むことが重要です。
実現するまで何度も繰り返すことで脳はアファメーションの内容がとても重要であると認識し行動力につながっていきます。
自己効力感
「自分ならできる!」
という思い込みは、たとえそれができるかわからなくてもかなりの効果があります。
カナダの心理学者「アルバート・バンデューラ」は、自分の力でどんな状況も結果を出してみせると信じる自分への有能感を自己効力感と名付けました。
この結果のためなら自分は行動できる、と確信することの度合いが高ければ高いほどモチベーションを発揮し結果として成功に結び付きやすいのです。
自己効力感を生み出すには?
自己効力感はただ自分に言い聞かせるだけではこの感覚は生じません。
自己効力感が生まれるにはいくつかの要因があるとされています。
- 達成経験・・・過去に〇〇を成し遂げたから今回もできるはずだという自分自身の達成
- 代理経験・・・あの人ができたなら自分にもきっとできるはずだという他人の成功の様子を見る
- 言語的説得・・・尊敬する人が「君ならできる」と言ってくれたという言語的に励まされる
- 生理的情緒的高揚・・・アルコールや薬物による気分の高揚
最後に
目標達成のための行動力アップ方法についていかがでしたか?
こうしてみてみると人間の心は思い込み次第で強くも弱くもなってしまうということがわかりますね。
基本的に人は楽をしたい生き物なのでこうしてうまく自分を高みへとコントロールできれば別人のような人生が待っているかもしれません。
理想の自分を手に入れられるのは自分の力を最後まで信じた人だけです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!